NSX Advanced Load Balancer(ALB。旧 Avi)のバージョン 21.1.1 がリリースされて、Web UI が日本語対応になりました。そこで、さっそくアップグレードしてみました。
今回の内容です。
今回の環境
NSX ALB 20.1.6 を、21.1.1 にアップグレードしてみます。
ソフトウェアの入手
更新版のソフトウェアは、Avi Controller の OVA と同じサイト(下記)からダウンロードできます。VMware Customer Connect(旧 My VMware)へのログインが必要です。
- https://portal.avipulse.vmware.com/software/vantage
- ファイル名: controller-21.1.1-9045.pkg
NSX ALB のアップグレード
まず、更新版ソフトウェア(.pkg ファイル)をアップロードします。
Avi UI の「Administration」→「Controller」→「Software」を開いて、「Upload From Computer」から、ファイルをアップロードします。
アップロードが完了すると、新しいバージョンが表示されます。
「Administration」→「Controller」→「System Update」を開いて、アップグレードするバージョンを選択して「UPGRADE」をクリックします。
今回はデフォルトまま、「Continue」で進みます。
この設定では、Controller と Service Engine をまとめてアップグレードします。そして、Service Engine でエラーになった場合にはアップグレード処理を停止する「Suspend」が選択されています。
バックアップ確認の警告がありますが、そのまま「Confirm」でアップグレードを開始します。
少し待つと、Avi Controller がアクセス不可になります。
Controller / Avi UI は利用できなくなりますが、Service Engine の Virtual Service や VIP はアクセス可能なままです。
さらに少しすると Upgrade in Progress が表示されるので、ひたすら待ちます。
進捗が 100% になる前に、Avi UI のログイン画面が表示されます。
admin ユーザなどでログインします。
ログインすると、なじみある感じの Clarity UI になっています。ヘッダーがとうとう「NSX-ALB」になり、メニュー表示もわかりやすくなったと思います。
In Progress を見ながら、アップグレードの完了を待ちます。
アップグレードが完了すると、「Administration」→「Controller」→「System Update」→「Recent」に、結果が表示されます。
Service Engine もアップグレード結果は、「Administration」→「Controller」→「SEG Update」→「Recent」に、に表示されます。
ちなみに、Service Engine は再デプロイされず、ゲスト OS のソフトウェアのみが更新されていました。
Avi UI の日本語化
NSX ALB 21.1.1 になったので、UI を日本語に変更してみます。
右上のアイコン →「My Account」を開きます。
「Language」で日本語を選択して、「Save」をクリックします。
そのまま UI が日本語になりました。
以上、NSX ALB をアップデートして、日本語 UI に変更してみる話でした。