vm.gowatana.jp

NEOにほんごVMware(仮)

vRealize Ping を設定してみる。

vRealize Operations(vROps)では、VMware vRealize Ping を設定できます。今回は、vROps で Ping による死活監視のメトリックを収集してみます。

 

以前は VMware vRealize Ping と表現されていたのですが、最近の vROps では、ただ「ping」と表記されるようになりました。

 

今回の内容です。

 

今回の環境

今回は、vROps 8.6.2 を使用します。事前に OVA ファイルをデプロイして、初期セットアップを済ませてあります。

OVA ファイルは、下記を利用しています。

  • vRealize-Operations-Manager-Appliance-8.6.2.19081814_OVF10.ova

f:id:gowatana:20220401015912p:plain

 

Ping アダプタの有効化と設定

「データソース」→「統合」→「リポジトリ」タブを開きます。

「ping」でフィルタリングすると、ping の Management Pack が見つかります。

f:id:gowatana:20220401020132p:plain

 

「有効化」をクリックすると「ping」Management Pack の有効化を確認する画面が表示されるので「はい」をクリックします。

f:id:gowatana:20220401020915p:plain

 

少し待つと Management Pack が有効化されて、ping アイコンに色が付きます。

「アカウントの追加」をクリックします。

f:id:gowatana:20220401021157p:plain

 

Ping の実行対象を設定します。今回は下記のように入力します。

  • 名前: ping-account-0010
  • 接続情報 → 一意の名前: ping-0010
  • 接続情報 → アドレス リスト: 192.168.10.0/24

f:id:gowatana:20220401021439p:plain

 

画面を下にスクロールすると詳細設定ができますが、今回はデフォルトのまま「追加」をクリックします。

f:id:gowatana:20220401021814p:plain

 

少し待つと、「アカウント」タブに設定したアカウント(ping-account-0010)が表示され、最終的にステータスが「OK」になります。

f:id:gowatana:20220401022027p:plain

 

「Ping の概要」ダッシュボードの確認

vROps で「Ping の概要」ダッシュボードが利用できるようになります。

ダッシュボードは、「可視化」→「ダッシュボード」→「可用性」→「Ping の概要」を開くと表示されます。

設定直後はメトリックなどの情報が表示されませんが・・・

f:id:gowatana:20220401022635p:plain

 

しばらく情報収集を待つと、下記のように情報が表示されるようになります。

「Ping ターゲット (非 vSphere)」ウィジェットで IP アドレスの行をクリックすると、ping のメトリック(主に、遅延とパケット ロスの情報)が確認できます。

f:id:gowatana:20220401022800p:plain

 

IP アドレスごとのメトリックの確認

vROos の検索ウインドウでは、IP アドレスを検索できます。ping のメトリックを確認したい IP アドレスを入力すると、候補が表示されます。

f:id:gowatana:20220401023310p:plain

 

Ping の様子を確認したい IP アドレスを選択すると、IP アドレスごとの画面に遷移できます。

f:id:gowatana:20220401023349p:plain

 

そして、Ping の遅延やパケットロスのメトリックを確認できます。

下記のグラフでは、Ping 遅延の最大値と平均値を重ねて表示してみました。

f:id:gowatana:20220401023623p:plain

 

以上、vROps での Ping メトリック確認でした。