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小規模 VMware Cloud Director 10.4 ラボ構築。Part-05 組織と組織 VDC の作成

VMware Cloud Director の小規模なラボ環境を構築します。今回は、VCD でのテナントにあたる「組織」と、組織 VDC を作成します。

 

前回の内容はこちら。

 

全体の流れはこちら。

 

今回の内容です。

 

今回の範囲は、下記の赤枠のあたりです。

 

1. 組織の作成

VCD のクラウド ポータルで、「リソース」→「クラウド リソース」→「組織」を開き、「新規」をクリックします。

 

「新しい組織」画面が表示されるので、作成する組織の名前を入力して「作成」をクリックします。

  • 組織名: demo-org-01
  • 組織の完全な名前: Demo Org 01

 

これで「組織」が作成されました。

 

2. 組織 VDC の作成

VCD のクラウド ポータルで、「リソース」→「クラウド リソース」→「組織 VDC」を開き、「新規」をクリックします。

 

作成する組織 VDC の名前を入力して、「次へ」をクリックします。

  • 名前: org-vdc-01

 

組織 VDC を作成する「組織」を選択して、「次へ」をクリックします。

  • 組織: demo-org-01

 

プロバイダ VDC を選択して、「次へ」をクリックします。

  • プロバイダ VDC: provider-vdc-01

 

割り当てモデルを選択して、「次へ」をクリックします。

  • 割り当てモデル: 従量課金制

 

「従量課金制」割り当てモデルでのリソース制御については、ひとまずデフォルトのまま「次へ」をクリックします。

 

ストレージ ポリシーでは、下記を入力して「次へ」をクリックします。

  • ストレージ ポリシー: sp-local-vmfs のチェックを ON
  • シン プロビジョニング: ON
  • 高速プロビジョニング: ON

 

ネットワーク プールを選択して、「次へ」をクリックします。

  • ネットワーク プール: overlay-nw-pool-01

 

「設定内容の確認」が表示されるので、「完了」をクリックします。

 

これで、組織 VDC が作成されました。

 

vSphere Client で確認すると、組織 VDC 名のリソース プールが作成されています。

 

仮想マシン フォルダは、組織と組織 VDC とで階層化されます。

 

3. 組織 管理者ユーザの作成

demo-org-01 組織に、管理者ユーザを作成してきます。

プロバイダ ポータルで「リソース」→「クラウド リソース」→「組織」を開きます。

そして、作成した組織「Demo Org 01」のとなりにあるリンクから、テナント ポータルを開きます。

 

「Demo Org 01」は、組織の名前が「demo-org-01」でなので、テナント ポータルの URL は、「/tenant/demo-org-01」 になります。

 

テナント ポータルで、「管理」→「アクセス コントロール」→「ユーザー」を開き、「新規」をクリックします。

 

「ユーザーの作成」画面が表示されるので、下記のように入力して「保存」をクリックします。

  • ユーザー名: org-01-admin
  • パスワード: VMware1!
  • 使用可能なロール: Organization Administrator

 

これで、demo-org-01 組織の「Organization Administrator」ロールを持った、VCD ローカル ユーザが作成されました。

 

4. 組織 管理者ユーザでのテナント ポータルへのログイン

作成したユーザで、組織のテナント ポータルを利用するには、別の Web ブラウザやシークレット モードで、あらためてテナント ポータルの URL にアクセスします。

組織の名前が「demo-org-01」の場合、テナント ポータルの URL は下記になります。

 

テナント ポータルに、作成したユーザ(demo-org-01)でログインします。

 

そして、画面右上のアイコンをクリックすると、現在のユーザ情報が表示されます。

 

組織管理者のユーザとしてログインしていることが確認できます。

 

つづく。