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vSAN 8.0 U3 の vSAN Data Protection スナップショットから仮想マシンをクローンしてみる。

vSAN 8.0 U3 の vSAN Data Protection で取得されたスナップショットから、仮想マシンをクローンしてみます。

 

スナップショット取得については、こちらをどうぞ。

 

ドキュメントでは、このあたりです。(日本語ドキュメントはリンク切れ中)

 

今回の内容です。

 

vSAN Data Protection スナップショットからの仮想マシン クローン作成

vSphere Client で、vSAN Data Protection の Protection Group で保護してある仮想マシンの「スナップショット」タブ → vSAN Data Protection →「スナップショットの管理」を開きます。

 

クローン元にするスナップショットを選択して、「仮想マシンのクローン作成」をクリクします。

 

仮想マシン名と、仮想マシン フォルダを選択して、「次へ」をクリックします。

  • 仮想マシン名: デフォルトでは「<仮想マシン名>-clone」が入力される
  • フォルダ: クローン先のフォルダを選択

 

クローン先の ESXi ホスト(DRS が有効ならクラスタなど)を選択して、「次へ」をクリックします。

 

確認画面で「クローン作成」をクリックすると、クローンが開始されます。

 

クローン処理は、わりとすぐ完了します。タスクの情報を確認すると、リンク クローンが実行されていることがわかります。

 

クローン作成された仮想マシンの様子

クローン作成された仮想マシンは、パワーオフ状態なので、手動でパワーオンします。ネットワーク設定変更はされないようなので、クローン元の仮想マシンが静的 IP アドレス設定でパワーオンされている場合は、アドレス重複などの注意が必要です。

 

仮想マシンの vNIC の MAC アドレスは、再生成されます。

クローン元の仮想マシン(vm01)の MAC アドレスは ~:b2 ですが・・・

 

クローン作成された仮想マシン(vm01-clone)の MAC アドレスは、再生成されて ~:6e になりました。

 

仮想マシンの「サマリ」タブでも、vSAN Data Protection でのデータ保護の情報が確認でき、クローン元ではスナップショットが取得されていることが確認できます。

 

一方、クローン作成された仮想マシンでは、リンク クローンなので vSAN Data Protection の保護対象外になっています。保護対象にするには、リンク クローンの解消が必要です。

 

仮想マシンの「スナップショット」→「vSAN Data Protection」→「スナップショットの管理」でも同様に、リンク クローンであり保護対象となることが表示されています。

 

クローン作成した vm01-clone の .vmdk ファイル(VMDK のディスクリプタ。テキストファイルのほう)を確認すると、親 VMDK ファイルの情報などが記載されており、たしかにリンク クローンになっています。

 

以上、vSAN Data Protection で取得されたスナップショットから仮想マシンをクローンしてみる話でした。