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VCF 5.2 で Aria Suite Lifecycle から Aria Operations をデプロイしてみる。Part-06: VI Workload Domain の登録

VMware Cloud Foundation(VCF)5.2.1 で、VCF アカウントを登録してある Aria Operations に、VI Workload Domain を登録してみます。

 

今回の内容です。

 

今回の環境

VCF 5.2.1 の Management Workload Domain(vcf-m01)と、VI Workload Domain(vcf-w01)を展開してあります。VI Workload Domain は、下記のように展開してあります。

 

そして、Aria Suite Lifecycle から展開した Aria Operations 8.18.1 に、VCF アカウントと Management Workload Domain(vcf-m01)を登録してあります。

 

今回は、下記の赤枠部分あたりを設定します。手順は 2パターンあるので、便宜上、パターン A / B としています。

 

パターン A: VI Workload Domain の登録(Workload Domain の構成から)

Aria Operations に VCF アカウントを登録すると、2パターンの VI Workload Domain 登録方法があります。まずは 1つめの、VI Workload Domain の「構成」から登録する手順を実施してみます。

 

Aria Operations の「管理」→「統合」→「アカウント」タブを開くと、「VMware Cloud Foundation」アカウントが追加されています。そして SDDC Manager(vcf-m01-sddc-01.c.go-lab.jp)を展開すると、「未構成」の VI Workload Domain があります。

 

VI Workload Domain(vcf-w01)の先頭にあるボタン →「構成」を開きます。

 

vCenter Server のタブにある「認証情報」では、「+」ボタンをクリックして vCenter に接続する認証情報を追加、選択して、「接続の検証」をクリックします。

※スクリーンショットでは Management Workload Domain の認証情報を(同じアカウント)流用していますが、必要に応じて認証情報を追加登録します。

 

証明書の確認画面が表示されるので、「受け入れる」をクリックします。

 

接続のテストに成功したメッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。

 

「vSAN」タブでは、「vSAN 構成」をデフォルトの「有効」のままにしておきます。

 

「NSX-T」タブでは、「NSX-T 構成」を「有効」にして、認証情報の「+」をクリックします。

 

NSX 認証情報として、今回は admin ユーザーの情報を入力して「OK」をクリックします。

  • 認証情報種別:NSX 認証情報
  • 認証情報名:vcf-w01-nsx.c.go-lab.jp
  • ユーザー名:admin
  • パスワード:admin ユーザーのパスワード

 

追加した認証情報を選択して、「接続の検証」をクリックします。

 

証明書の確認が表示されるので、「受け入れる」をクリックします。NSX Manager は 3ノードのクラスタ構成なので、4つ(3台 + 1 クラスタ VIP の FQDN)の証明書を受け入れます。

NSX Manager クラスタ VIP の FQDN に割り当てられている証明書です。

 

NSX Manager #1 の証明書です。

 

NSX Manager #2 の証明書です。

 

NSX Manager #3 の証明書です。

 

接続テストに成功したことを確認して「OK」をクリックします。

 

画面の下にある「保存」をクリックします。

 

設定直後は、ステータスが「警告」になります。

 

少し待ってから画面を更新すると、ステータスが「OK」になります。

 

少し待つと「インベントリ」でも、追加登録した VI Workload Domain のオブジェクトが表示されます。

 

「操作」→「VCF アプライアンスの健全性」にも、VI Workload Domain が追加表示されます。

 

パターン B: VI Workload Domain の登録(SDDC Manager の編集から)

「パターン A」と同様の設定を、SDDC Manager の「編集」でも実施できます。今回は、VI Workload Domain(vcf-w01)をいったん削除した状態から、再設定してみます。(削除手順は後述)

 

Aria Operations の「管理」→「統合」→「アカウント」タブを開くと、「VMware Cloud Foundation」→ SDDC Manager(vcf-m01-sddc-01.c.go-lab.jp)を展開します。

 

SDDC Manager(vcf-m01-sddc-01.c.go-lab.jp)の先頭にあるボタン →「編集」を開きます。

 

「ドメイン」タブ →「vcf-w01」を開きます。

 

パターン A と同様に、vCenter の認証情報を指定して、「接続の検証」をクリックします。

 

証明書の確認画面が表示されるので、「受け入れる」をクリックします。

 

接続テストの成功メッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。

 

「vSAN」タブは、vSAN 構成がデフォルトで「有効」なので、そのまま進みます。

 

「NSX-T」タブでは、「NSX-T 構成」を「有効」に変更し、認証情報を指定してから「接続の検証」をクリックします。

 

NSX Manager の証明書(4つ)が順に表示されるので、「受け入れる」をクリックします。

NSX クラスタ の VIP FQDN に割り当てられている証明書です。

 

NSX Manager #1 の証明書です。

 

NSX Manager #2 の証明書です。

 

NSX Manager #3 の証明書です。

 

接続テストの成功を確認して、「OK」をクリックします。

 

「このドメインを保存」をクリックします。

 

「保存」をクリックします。

 

ここでも、証明書の確認画面が表示された場合は「受け入れる」をクリックします。

 

これで VI Workload Domain が登録され、少し待ってから画面更新すると、ステータスが「OK」になります。

 

VI Workload Domain 関連ダッシュボードの様子

VI Workload Domain を登録すると表示される、「VCF ワークロード ~」という名前の VMware Cloud Foundation ダッシュボードの様子を見ておきます。

VCF ダッシュボード全体の様子はこちらもどうぞ。

 

VCF ワークロード ネットワークのパフォーマンス

ここからは、スクリーンショットをクリック → 拡大 してお楽しみください・・・

 

 

VCF ワークロード ホストのパフォーマンス

 

 

「VCF ワークロード ホストのパフォーマンス」で ESXi ホスト(の空いているところ)をクリックすると、赤枠部分のチャートが表示されます。

 

VCF ワークロード のストレージ パフォーマンス

本来は、「VCF データストア」にあるデータストア(の余白)を選択すると周囲のチャートが表示されます。しかし、VI Workload Domain の vSAN データストアに仮想マシンが未配置なので、ほぼ空欄のようになっています。

 

VCF ワークロード仮想マシンのパフォーマンス

 

 

「VCF ワークロード ドメイン仮想マシンの CPU パフォーマンス」もしくは「VCF ワークロード ドメイン仮想マシンの メモリ パフォーマンス」にある仮想マシンを選択すると、「ワークロード ドメイン仮想マシンの関係」の図が更新されます。

 

おまけ:VI Workload Domain の登録削除

Aria Operations からの VI Workload Domain 登録の削除も、「管理」→「統合」「アカウント」タブから実施します。

 

「VMware Cloud Foundation」→ SDDC Manager(vcf-m01-sddc-01.c.go-lab.jp)を展開すると、VI Workload Domain(vcf-w01)が登録されています。

 

削除対象 VI Workload Domain の先頭にあるボタン →「すべて削除」をクリックします。

 

確認画面が表示されるので、「関連オブジェクトを削除します。」のチェックを ON にして、「削除」をクリックします。

 

削除中の VI Workload Domain のステータスが「警告」になるので、少し待って画面を更新します。

 

これで、Aria Operations から VI Workload Domain の登録が削除されました。

 

以上、Aria Operations に VI Workload Domain を登録してみる話でした。