VMware Cloud Foundation（VCF）5.2.1 の VI Workload Domain で、vSphere Supervisor （vSphere クラスタのワークロード管理）を有効化してみます。
今回の内容です。
今回の環境
VCF 5.2.1 で、VI Workload Domain（vcf-w01）を展開してあります。
vcf-w01 ドメインには、ESXi ホスト 3台のクラスタ（vcf-w01-cl01）が構成されています。
展開予定の NSX Edge の対向になる外部ルーターでは、Linux FRR による BGP 利用しています。
このルーターは、Management Workload Domain の NSX Edge とも BGP ピアリンクしています。
そこで、追加予定の NSX Edge Cluster の設定を追加します。
1. VLAN インターフェイスの用意
NSX Edge Cluster を追加する前に、物理ネットワーク側で下記のネットワークに対応する VLAN を用意しておきます。
- Edge ノードの TEP ネットワーク
- ネットワーク： 192.168.75.0/24
- VLAN： 75
- Tier-0 ゲートウェイ（NSX Edge）のアップリンク ネットワーク #1
- ネットワーク： 192.168.76.0/24
- VLAN： 76
- Tier-0 ゲートウェイ（NSX Edge）のアップリンク ネットワーク #2
- ネットワーク： 192.168.77.0/24
- VLAN： 77
ちなみに、分散ポートグループについては Edge Cluster の展開時に自動作成されるので、事前作成は不要です。
2. 外部ルーター（BGP）の BGP 設定変更
外部ルーターでは、下記のように 追加予定の Edge Cluster に設定する BGP ピアの情報を追加しておきます。
- 展開予定の NSX Edge Tier-0 ゲートウェイでは、下記のアップリンク インターフェイスを構成予定です。
- 192.168.76.26（Edge #1、ASN 65003）
- 192.168.77.26（Edge #1、ASN 65003）
- 192.168.76.27（Edge #2、ASN 65003）
- 192.168.77.27（Edge #2、ASN 65003）
- （不要な設定も残っていますが、ひとまずはこのまま・・・）
frr を再起動します。
[root@vcf-gw-01 ~]# systemctl restart frr
追加した Neighbor は、BGP ピアがまだ存在しないので下記のように「Up/Down」が never になります。
[root@vcf-gw-01 ~]# vtysh -c "show ip bgp summary" IPv4 Unicast Summary: BGP router identifier 192.168.76.1, local AS number 65001 vrf-id 0 BGP table version 4 RIB entries 7, using 1344 bytes of memory Peers 8, using 170 KiB of memory Neighbor V AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down State/PfxRcd PfxSnt 192.168.76.16 4 65002 13 10 0 0 0 00:00:09 0 4 192.168.76.17 4 65002 12 10 0 0 0 00:00:09 2 4 192.168.76.26 4 65003 0 0 0 0 0 never Active 0 192.168.76.27 4 65003 0 0 0 0 0 never Active 0 192.168.77.16 4 65002 13 10 0 0 0 00:00:09 0 4 192.168.77.17 4 65002 12 10 0 0 0 00:00:09 2 4 192.168.77.26 4 65003 0 0 0 0 0 never Active 0 192.168.77.27 4 65003 0 0 0 0 0 never Active 0 Total number of neighbors 8
つづく。
