VMware Cloud Foundation(VCF)5.2 に展開した Aria Automation にて、Assembler でプロジェクトを追加して、Service Broker のカタログからテンプレートを展開してみます。今回は、Service Broker のカタログに登録したテンプレートを展開してみます。
前回はこちら。
今回の内容です。
1. テンプレートの展開
Service Broker で、「使用」→「カタログ」を開き、「vm-template-03」テンプレートの「申請」をクリックします。
展開先のプロジェクトが選択されているので、展開名を入力して「送信」をクリックします。
- プロジェクト:demo-pj-01
- 展開名:test-deploy-03
仮想マシンの展開が完了するまで待ちます。
処理が完了して、仮想マシンが作成されました。この時点ではプロジェクトでリソース名の規則を指定していなかったので、長めの仮想マシン名になっています。
vSphere Client でも、(プロジェクトに割り当てた)クラウド ゾーンで指定したリソース プール / 仮想マシン フォルダに仮想マシンが作成されたことが確認できます。
2. テンプレートから展開するリソース名の調整
Assembler で作成したテンプレートから展開されるリソース(仮想マシン など)は、デフォルトでは長いい文字列になってしまいます。そこで、命名規則を変更して、あらためてテンプレートを展開してみます。
ドキュメントでは、下記のあたりに説明があります。
テンプレートから展開される仮想マシンの名前は、プロジェクトで変更できます。プロジェクトの設定は Service Boker でも変更できます。
Service Broker で「インフラストラクチャ」タブ →「管理」→「プロジェクト」を開き、プロジェクト(demo-pj-01)の「開く」をクリックします。
プロジェクトの編集画面が開くので、「プロビジョニング」タブを開きます。
「カスタム命名」→「テンプレート」に、命名規則を入力して、「保存」をクリックします。今回は、「<プロジェクト名>-<数字3桁>」を指定しています。
- テンプレート:${project.name}-${###}
ちなみに、Quickstart によるプロジェクトのデフォルトでは下記のように設定されています。今回は、あえて展開したユーザー名(${userName})ではなく、プロジェクト名を指定しています。
- テンプレート:${userName}-${###}
これで、プロジェクトの設定が変更されました。
3. テンプレート展開による仮想マシン名の確認
あらためて Service Broker で「使用」→「カタログ」を開き、「vm-template-03」テンプレートの「申請」をクリックします。
展開先のプロジェクトが選択されているので、展開名を入力して「送信」をクリックします。
- プロジェクト:demo-pj-01
- 展開名:test-deploy-04
展開された仮想マシンは、プロジェクトで設定した命名規則になりました。
- リソース名:demo-pj-01-<数字3桁>
vSphere Client でも、変更後の命名規則で仮想マシンが展開されたことが確認できます。
以上、Aria Automation でプロジェクトを追加して動作確認してみる話でした。