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LT:VMware PowerCLI 13 の次は VCF PowerCLI 9。(登壇資料)

Japan VMUG vExpert が語る #48 の LT「VMware PowerCLI 13 の次は VCF PowerCLI 9。」の投影資料です。

 

イベント ページはこちら。

vmug-jp.connpass.com

 

登壇資料

VCF 9.0 のリリースに合わせて、バージョンの揃った PowerCLI 9.0 もリリースされました。しかし、以前の VMware PowerCLI バージョンは 13.x であり、すでに 9.0 を超えていました。

 

そこで、VMware PowerCLI は、VCF PowerCLI に改名され、バージョン 9.0 がリリースされました。

VMware.PowerCLI 13.3  の次のバージョンが、VCF.PowerCLI 9.0 になります。PowerShell Gallery でも公開されています。

 

PowerCLI のバージョンアップは、以前から再インストール(アンインストール → インストール)でした。今回の VMware.PowerCLI → VCF.PowerCLI のバージョンアップも、再インストールになります。

  • 基本的に、アンインストール → インストール(従来どおり)
    • Uninstall-Module、手動ファイル削除でも OK
    • 「Uninstall-Module VMware.PowerCLI」でのアンインストールは微妙
    • VMware.* モジュール一式を削除しておく。

まず、VMware.PowerCLI をアンインストールします。

PS> Get-Module -ListAvailable VMware.* | Uninstall-Module -Confirm:$false -Force

そのうえで、VCF.PowerCLI をインストールします。

PS> Install-Module -Name VCF.PowerCLI -Scope:CurrentUser

 

アンインストールがうまくいかない場合は、下記のようにモジュールのインストール フォルダを確認して、フォルダごと削除します。(下記の例では赤字のフォルダ)

PS C:\> Get-Module -ListAvailable VMware.PowerCLI | where {$_.Version -eq "13.3.0.24145081"} | fl

 

VCF.PowerCLI に含まれるモジュールの一覧を確認します。まず、「VMware.」から始まる名前のモジュールの一覧を確認します。

 

下記のコマンドで、VCF.PowerCLI に依存してインストールされるモジュールを確認すると、同じリストが取得できるはずです。ひとつ前の VMware.PowerCLI 13.3 のモジュールと比較すると、VCF.PowerCLI のモジュールは直後の 13.4 となっているものが多いです。

PS> Get-Module VCF.PowerCLI -ListAvailable | select -ExpandProperty RequiredModules | sort Name | ft -AutoSize

 

PowerCLI のバージョンアップは再インストールですが、上書きアップデートした場合は下記のようになります。一応 VCF.PowerCLI のモジュールを優先して読み込んでくれそうですが、ちゃんとアンインストール → インストールしておくとよいと思います。

 

VCF 操作で便利な PowerVCF モジュールは、いまのところ VCF.PowerCLI には含まれていません。

 

新しい PowerCLI には、VPC 関連のコマンドなどが追加されています。

Changelog は下記です。

 

VCF.PowerCLI 9.0 のリリースによってバージョンの数字は下がりましたが、VMware.PowerCLI 13.3 の後継バージョンが VCF.PowerCLI 9.0 ということを把握しておけば、従来どおりの再インストールによるアップデートで使用できます。

 

セッション録画

www.youtube.com

 

以上、VCF PowerCLI がリリースされた話でした。