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NEOにほんごVMware(仮)

VCF 9.0 を JSON ファイルでデプロイしてみる。

VMware Cloud Foundation(VCF)9.0 の Fleet を、JSON ファイルでデプロイしてみます。

今回の内容です。

 

1. 事前準備

VCF Installer での手動パラメータ入力によるデプロイと同様に、ESXi をインストールしたホストと、DNS や NTP といったインフラを用意しておきます。

今回は、下記の3台の ESXi ホストを用意してあります。

  • m01-esx-01.vcf.go-lab.jp
  • m01-esx-02.vcf.go-lab.jp
  • m01-esx-03.vcf.go-lab.jp

 

VCF Installer では、VCF 9.0.1.0 のソフトウェアをダウンロードしてあります。

 

2. JSON ファイルの用意

下記の JSON ファイルを用意しました。この JSON ファイルは、VCF 9.0.0.0 をデプロイした際に VCF Installer からダウンロードしておいたものです。今回は、そのまま VCF 9.0.1.0 のデプロイに使用してみます。

 

VCF-9.0.0.0_single.json

  • L113, L121, L129:今回は ESX ホストの SSL フィンガープリント(sslThumbprint) を空欄にしてあります。
  • 各コンポーネントのパスワードは、デモむけに VMware1!VMware1! を使用しています。ESX のみ VMware1! です。

gist.github.com

 

3. JSON ファイルを使用した VCF のデプロイ

VCF Installer にログインして、「JSON 仕様を使用したデプロイ」をクリックします。

 

「ファイルを選択」をクリックして、JSON ファイルをアップロードします。

  • ファイル:VCF-9.0.0.0_single.json

 

ファイルがアップロードされました。今回は、ESX の SSL サムプリント(フィンガープリント)が空欄なので、「ホスト」が警告になっています。

 

「ホスト」を展開すると、警告の内容が表示されます。実際には検証エラーとなっており、このまま検証 / デプロイに進んでも失敗します。そこで、ウィザードで編集します。

 

3. ウィザードでのパラメータ編集

JSON ファイルをアップロードした画面で、「ウィザードで編集」をクリックします。

 

通常のウィザードが開き、JSON のパラメータが入力された状態になっています。そのまま、「次へ」をクリックしてウィザードを進めます。

 

今回使用している JSON は VCF 9.0.0.0 むけに用意していたものを、そのままアップロードしています。VCF のバージョンを変更して、「次へ」をクリックします。

  • バージョン:9.0.1.0

 

これ以降はパラメータ変更はありませんが、ウィザードの様子がわかるのでそのままスクリーンショットを掲載しておきます。スクリーンショットはクリックすると拡大表示されるはずです。

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

SSL フィンガープリントを追加します。各 ESX ホストにある「追加」ボタンををクリックします。

 

「すべてのフィンガープリントを確認」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。この画面以降、今回使用したものと同様の VCF パラメータの記載された JSON ファイルをダウンロードできます。この JSON ファイルは、作業の記録や次回のデプロイで活用できます。

 

検証の完了を待って、「デプロイ」をクリックします。

 

ちなみに検証が失敗した場合は、「検証の再実行」をクリックして失敗がなくなるまで再実行します。

 

数時間ほど待ちます。

 

数時間ほどまつと、VCF がデプロイされます。

ここでも、JSON ファイルをダウンロードできます。

 

JSON にも記載していたものですが、「パスワードの確認」をクリックすると、各コンポーネントのアドレスとログイン情報を確認できます。

 

以上、JSON ファイルを使用して VCF 9 をデプロイしてみる話でした。