この投稿は、vExperts Advent Calendar 2025 の 1日目です。初日なので、手軽に試せる HOL の話にしました。
はじめに:vExperts Advent Calendar について
日本の vExpert 2025 によるアドベント カレンダーです。今年も 25名が参加します。みなさまよろしくお願いします。
今回の話
先日の Japan VMUG vExpert が語る #51 で話した HOL の Tips を、もう少し具体的に紹介しようと思います。ひたすら YAML を HOL に送信します。
今回使用した HOL
例として、リソース要件的に検証環境の用意がむずかしい、VCF Automation の HOL を使用しています。VCF Automation ではブループリントや Kubernetes リソース定義で YAML を使用するので、HOL でもそこそこ入力が必要になります。
Build Modern Applications Using Orgs For All Apps in VCF Automation (HOL-2601-24-VCF-L)
HOL 環境へのテキスト送信の問題
VCF Automation で仮想マシンなどを展開するブループリントを作成するには、下記のようなキャンバスにコンポーネントを置き・・・

コード(YAML)を編集する必要があります。下記は仮想マシンを配置した直後の状態で、YAML もある程度は自動生成されます。ここから、入力候補の自動表示や、フォームでの入力も可能です。

しかし、仮想マシンにアクセスするロードバランサーを追加するとなると、下記のような、そこそこ分量のある YAML を追記することになります。

画面左上のあたりにある「Send text to console」ボタンをクリックして、送信するテキストを貼り付けます。

HOL 環境内でテキストを貼り付ける場所をクリックしてから、「SEND」をクリックします。数行のテキストであれば問題ないのですが、行数が多いテキストでは、下記のようになぜかインデントや改行がうまく機能しません。YAML のように インデントが重要なテキストでは、見てのとおり大変なことになります。

テキストをいい感じに送信する Tips
そこで、YAML のようなテキストが崩れない送信 Tips を紹介します。
まず、送信するテキストの前後に1行追記し、bash のヒアドキュメント形式にします。
- この例では、2行目~19行目を、vm-lb.txt ファイルに保存します。
- 区切り文字は EOF にしています。
- 今回の送信テキストには「$」などが含まれているので、変数展開によるエラーを防止するため、開始の区切りをシングル クォートで囲って('EOF')あります。
最近の HOL のデスクトップには、Ubuntu(Linux)が採用されています。左下からターミナル(Bash の)を開き、用意したヒアドキュメントのテキストを「Send text to console」で送信(SEND ボタンをクリック)します。
そうすると、下記のようになぜかインデントがズレずに貼り付けられます。

保存されたテキスト ファイルを cat で表示し、選択してから右クリック →「Copy」をクリックします。

そして、貼り付けたい場所(今回は YAML のエディタ)で右クリック →「Paste」をクリックします。ちなみに、ここで Ctrl + V で貼り付けようとすると、HOL テキスト送信機能が反応して失敗したりします。

これで、テキストのインデントがずれていない状態で貼り付けられました。

HOL のラボ ドキュメントどおり進める場合には、YAML を部分的に追記・修正しながら進め、仮想マシンを展開したりします。

また、HOL を検証環境として利用する場合には、シナリオをなぞらず、まとめてブループリントを作成したいケースもあります。
その場合は、シナリオでは部分的に作成を進めた YAML の完成版を用意しておき、HOL に送信すると検証を効率化できます。これは、HOL-2601-24-VCF-L ラボ Module 4 の YAML をまとめて、カスタマイズしたものです。
ちなみに、HOL 環境内にしかない YAML については、スクリーンショットを ChatGPT などに渡して「このスクリーンショットの YAML をテキストに変換してください」といったプロンプトで指示すると、そこそこの精度でテキスト化できます。
以上、vExperts Advent Calendar 2025 の1日目の投稿でした。