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VCF 9.0 時代の VCP-VCF Architect のすすめ。

先日の Japan VMUG 結 2026 で話した、「VCF 9 時代の VCF 設計(VCP-VCF Architect 勉強方法)」の登壇資料です。セッション タイトルは他セッションにあわせてつけたので、実際は VCP-VCF Architect 試験をおすすめする話です。

vmug-jp.connpass.com

 

今回の内容です。

 

VCP-VCF Architect のすすめ

VCF の評価用ライセンス(通称 NFR ライセンス)を入手するには、 VMUG Advantage だけでなく、VCF の技術認定資格である VCP-VCF の取得 が必要になりました。

 

VCF 9.0 についての認定試験のうち、最初の VCP-VCF 取得には、VCP-VCF Architect がおすすめです。アーキテクチャや設計がメインの出題範囲なので、 VCP-VCF のなかでも 机上で勉強しやすく、VCF 5.x 時代の VCP-VCF Architect 試験より難易度が最適化されている気がします。そして、2026年2月時点では、VCP 9.0 の VCP-VCF のなかで唯一、日本語で受験可能です。

Exam Study Guide は下記です。

 

VCP-VCF Architect 勉強では、おもに3つの教材があります。このうち、製品ドキュメントと、VMware のコミュニティによる「VMware {code} Study Group VCP-VCF 5.2 Architect (2V0-13.24)  試験ガイド (日本語版)」が誰でも入手できる教材です。

 

製品ドキュメント:VMware Cloud Foundation 9.0「設計」

 

VMware {code} Study Group VCP-VCF 5.2 Architect (2V0-13.24)  試験ガイド (日本語版)

 

受験のための勉強としては、製品ドキュメント(PDF にすると 900 ページくらい)を読んだ方がよいと思います。しかし VCF が未経験でまったく見当がつかないような場合は、まずは下記の観点から入るとよいかなと思います。

 

観点1:主な製品をの概要を理解する

これは省略・・・

 

観点2:VCF の世界に慣れよう

vSphere の世界にはなく、VCF の世界独自の管理単位である「ドメイン」に慣れましょう。VCF ドメインは、VCF 9.0 より前から存在していました。

 

VCF のドキュメントは長大なので、「VCF のドメイン」の感覚がなじまない場合は、まずはドキュメント中にあるコンポーネント配置のイメージ図を、これまで利用してきた vSphere Client の vCenter インベントリに対応させながら理解を深めていくとよいかなと思います。

下記は、「設計」ドキュメント中にあるイメージ図から、1枚を適当に選んだものです。たとえば、「管理ドメインとワークロード ドメインの vCenter の仮想マシンが、vSphere Client ではどのように見えるか」といったように、実際に使いはじめるつもりでそれぞれの図を確認して、VCF ドメインん感覚を掴んでゆくとよいと思います。

 

観点3:VCF 9.0 の世界に慣れよう

そして VCF ドメインを理解したうえで、VCF 9.0 ならではの管理単位である「フリート」と「インスタンス」について理解します。ちなみに、VCF の「インスタンス」は実際には以前のバージョンから存在しましたが、VCF 9.0 から明確に意識する必要がでてきました。

 

さきほどと同じ図を再掲しますが、こんどは VCF Operations と VCF Automation(旧 vRealize / Aria)の仮想マシンがどこに配置されており、それぞれどこを管理するのかを想像してみてください。

 

(まだ同じ図を掲示していますが)VCF ドメインや、フリートといった管理単位の考え方が理解できてきたら、「VCF のコンポーネントや、それらの仮想マシンを追加するとどうなるのか」といった、より具体的な想像をしつつ、ドキュメントを読み直してみると、さらに理解が深まるはずです。

 

観点4:アーキテクチャ フレームワークによる情報整理に慣れよう

VCP-VCF Architect 試験では、VCF 独自ではない一般的な知識として、IT システムの要件定義や設計を整理するための知識も求められます。

これは、「VMware {code} Study Group VCP-VCF 5.2 Architect (2V0-13.24)  試験ガイド (日本語版)」に説明があるので、基本的にはそちらをもとに勉強してください。下記のような図で説明されており、「Conseputual model(概念モデル)」、「Logical design(論理設計)」、「Physical design」といった順で、抽象的な要件を具体的な設計に落とし込んでいきます。実際は、この図よりブレークダウンした用語の理解が必要です。

 

個人的には、下記のような感じになるのかなと思います。(ちょっとまだ微妙な気がるので、ひらめいたらまた修正しようと思います)

 

おおまかなイメージとしては・・・

 

「論理設計」では、どの製品を利用するか、どの機能を利用するか、といったところまでを決定するので、イメージとしては製品ドキュメントに登場する下記のような図になるくらいまでが範囲と考えるとよいかかと思います。

 

「物理設計」というのは、(「物理ホスト」の設計、というわけではなく)ハードウェアからソフトウェアまでの、具体的な設定値をきめる段階です。下記のようなパラメータ シートに定義するようなものは、だいたい「物理設計」となります。

 

まとめ

VCF-VCF Architect は、VCF 5.2 だと相当難易度が高い試験で有名でしたが、VCF 9.0 試験ではそこそこの難易度で、かつ日本語化されているので、評価版ライセンスが欲しい場合の VCP-VCF としておすすめだと思います。

 

以上、VCP 9.0 の VCP-VCF Architect をおすすめする話でした。

*1:yuki)|(kwmt)|(kawaman