VMware Cloud Foundation(VCF)9.1 の VCF Automation(VCFA)で、仮想マシンのブループリントを展開してみます。
前回はこちら。
今回の内容です。
- 1. ライブラリの作成
- 2. 仮想マシン イメージのアップロード
- 3. YAML ファイルの用意
- 4. ブループリントのインポート
- 5. ブループリントの展開
- 6. 展開された仮想マシンの様子
- 仮想マシンの削除

1. ライブラリの作成
VCFA の組織ポータルで、「ビルドと展開」→「コンテンツ ハブ」→「コンテンツ ライブラリ」を開き、「コンテンツ ライブラリの作成」をクリックします。

コンテンツ ライブラリのパラメータを入力して、「次へ」をクリックします。
- 名前:org-01-lib-01
- タイプ:プロジェクト コンテンツ ライブラリ

プロジェクトを選択して、「次へ」をクリックします。
- 名前:default-project

リージョンのパラメータを入力して、「次へ」をクリックします。
- 領域:region-01
- ストレージ クラス:vcf-m01-cl01 vSAN Storage Policy(StorageClass に対応する仮想マシン ストレージ ポリシーを選択)

「確認」をクリックします。

コンテンツ ライブラリが作成され、ステータスが「準備完了」になったことを確認します。

2. 仮想マシン イメージのアップロード
「ビルドと展開」→「コンテンツ ハブ」→「仮想マシン イメージ」を開き、「アップロード」をクリックします。

アップロード ボタンをクリックして OVA ファイルを選択し、パラメータを入力して「送信」をクリックします。
- ソースを選択:photon-hw15-5.0-dde71ec57.x86_64.ova
- コンテンツ ライブラリ:org-01-lib-01
- 名前:photon-50
OVA ファイルは、事前に下記からダウンロードしたものを指定します。

アップロードが完了するまで、ページを移動せず待機します。

ステータスが「準備完了」になったことを確認します。

3. YAML ファイルの用意
仮想マシン(VirtualMachine)と、LoadBalancer Service を作成するブループリントの YAML ファイルを作成しておきます。
これは、以前の投稿で作成したファイルを編集しています。
vm-bp-01.yaml
- L5:名前空間の名前を指定
- L7-11:展開先として、既存の名前空間を指定
- L12-22:OS ユーザー パスワードの Secret を作成
- L22:OS ユーザーのパスワード ハッシュ(VMware1!)
- L31:仮想マシンの命名規則を指定
- L36:仮想マシン イメージの名前を指定
- L38:StorageClass を指定(仮想マシン ストレージ ポリシー名ではなく)
- L23-55:仮想マシンを作成
- L46:OS ユーザー(demo)を作成
- L56-73:仮想マシンに SSH 接続する Service を作成
4. ブループリントのインポート
「ビルドと展開」→「コンテンツ ハブ」→「ブループリント デザイン」を開き、「ブループリント」タブで「新規フォーム」→「インポート」をクリックします。

ブループリントの情報を入力して、「インポート」をクリックします。
- 名前:vm-bp-01
- プロジェクト:default-project
- ファイルのアップロード:vm-bp-01.yaml

ブループリントの名前をクリックします。
- 名前:vm-bp-01

画面左下の「テスト」をクリックします。

「テスト」をクリックします。

「成功」と表示されたことを確認して、「×」ボタンをクリックして閉じます。

5. ブループリントの展開
画面左下の「展開」をクリックします。

パラメータを入力して「次へ」をクリックします。
- 展開名:bp-test-01

展開の入力(input)はデフォルトのまま、「展開」をクリックします。

ブループリントの展開が開始されます。

展開処理が完了し、「Create 成功」になるまで待ちます。

6. 展開された仮想マシンの様子
ブループリントから展開された仮想マシンの様子を確認しておきます。
6-1. VCF Automation 組織ポータル
「Virtual_Machine_1」を選択すると、仮想マシンの名前などを確認できます。
ちなみに、「アクション」のメニューから、仮想マシンのリモートコンソールが開けます。

「Virtual_Machine_Service_1」を選択すると、IP アドレス プールからロード バランサーに設定された IP アドレスなどが確認できます。
今回は、「192.168.30.3」が割り当てられています。

6-2. SSH 接続
仮想マシンのロード バランサ― IP アドレス宛に、SSH でログインしてみます。OS ユーザーとパスワードは、ブループリントで指定したものです。
- IP アドレス:192.168.30.3
- ユーザー:demo
- パスワード:VMware1!
この仮想マシンでは、eth0 の IP アドレスとして「172.30.0.2」が設定されています。

6-3. vSphere Client(vCenter)
vSphere Client でも、名前空間の配下に仮想マシンが作成され、IP アドレスとして 「172.30.0.2」が設定されたことが確認できます。

名前空間の「コンピューティング」タブ →「VMware リソース」→「仮想マシン」を開くと、展開された仮想マシンがスーパーバイザーで(Kubernetes リソースとして)管理されていることがわかります。

名前空間の「ネットワーク」タブ →「サービス」を開くと、Service リソースに割り当てられた IP アドレスが、「外部 IP アドレス」として表示されています。

6-4. NSX Manager
NSX Manager では、VCFA の組織と同名のプロジェクト配下に、VPC サブネットが追加されていることが確認できます。
「org-01」プロジェクト →「ネットワーク」タブ →「ネットワーク トポロジ」を開くと、VPC ゲートウェイ配下に、VPC サブネットと仮想マシンが追加されています。

VPC ゲートウェイの「2個のサービス」→「ロード バランサ」を開きます。

「仮想サーバ」タブを開くと、外部 IP アドレスが割り当てられていることが確認できます。

「サーバ プール」タブを開き、「メンバー/グループ」の数字をクリックします。

ロード バランサのメンバーとして、展開した仮想マシンが設定されていることが確認できます。

「org-01」プロジェクトの「ネットワーク」タブ →「IP 設定」→「IP の割り当て」を開くと、ロード バランサの「192.168.80.3/32」が割り当てられています。

「192.168.80.3/32」の使用先が、SSH(TCP 22番ポート)になっています。

仮想マシンの削除
ブループリントを展開したインスタンス(bp-test-01)で、「アクション」→「Delete」をクリックします。

「削除」をクリックします。少し待つと、インスタンスが削除されます。

つづく。