VMware Horizon 8 ラボ環境で、Connection Server をアップデートしてみます。
今回の環境
アップデート対象は、下記のように構築したシングル構成の Connection Server です。今回は、2203 → 2309 にアップデートします。
しっかりと冗長構成された本番 Horizon 環境であれば、LB からの切り離しや LDAP データ バックアップなども実施すると思いますが、今回は検証環境でシングル構成なので、仮想マシンのスナップショットだけ取得してインストーラを実行しています。
ドキュメントでは、下記のあたりです。
アップデート / アップグレードの可否については、Product Interoperability Matrix にある「Upgrade Path」も確認しておきます。
Horizon Connection Server のアップデート
それでは、 Connection Server をアップデートします。
Connection Server 関連のサービスが実行された状態のまま、アップデート先バージョンの Connection Server のインストーラを実行します。
AD ドメイン管理者ユーザ(この環境では、ドメイン\Administrator)で Windows にログインして、下記のファイルを実行します。
- VMware-Horizon-Connection-Server-x86_64-8.11.0-22629722.exe
ウィザードが起動するので、「次へ」をクリックします。
「~同意します」を選択して、「次へ」をクリックします。
CEIP は、有効なまま「次へ」をクリックします。無効にする場合は、アップデート後に Horizon Administrator の画面から設定変更します。
「運用データの収集」も、「次へ」をクリックします。
「インストール」をクリックすると、アップデートが開始されます。
ひたすら待ちます。
処理が完了したら、「完了」をクリックしてウィンドウを閉じます。
「ドキュメントを表示する」のチェックは、直後に Web ブラウザでドキュメントが表示されるだけなので OFFにしてもかまいません。
Web ブラウザで Connection Server の Horizon Administrator(URL は /admin)にアクセスして、ログインします。
Horizon Administrator が表示されます。うまく表示されない場合は、ブラウザのキャッシュ クリアや強制リフレッシュをするとよいと思います。
「バージョン情報」を開くと、あたらしいビルドを利用していることがわかります。
Horizon ユニバーサル ライセンス情報バナーの表示設定変更
最近の Horizon Administrator では、評価版のライセンス キーを入力していても、新しいライセンスについてのメッセージがバナー表示されます。
バナー メッセージは、下記の内容です。
ユニバーサル ライセンスまたは Plus ライセンスで Horizon 8 を使用している場合は、Horizon ポッドをクラウド制御プレーンに接続します。クラウドに接続することで、使用許諾契約に準拠した状態が維持されます。Horizon ユニバーサル ライセンスまたは Plus ライセンスにまだアップグレードしていない場合は、こちらで利点を確認してください。
これは、画面右上の歯車ボタン →「自分の環境設定」画面の「Horizon ユニバーサル ライセンス情報バナーの表示」を OFF にすると非表示にできます。
バナーが消えました。
以上、Horizon Connection Server をアップデートしてみる話でした。