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Aria Automation 8.18 の Quick Start を実行してみる。Part-04: テンプレートの作成

VMware Cloud Foundation(VCF)5.2 に展開した Aria Automation で、Quick Start を利用して動作確認してみます。今回は、Assembler でテンプレートを作成して、仮想マシンを展開してみます。

前回はこちら。

 

今回の内容です。

 

今回の作業対象は、下記の赤枠のあたりです。

 

今回の環境

Aria Automation は、VCF 5.2 環境に展開してあります。

 

今回のテンプレートで指定するイメージ(Photon OS 5.0 の仮想マシン テンプレート)とフレーバーも、下記からの一連の投稿で準備したものです。

 

1. Aria Automation Assembler でのテンプレート作成

動作確認用に、仮想マシンを1台のみ含むテンプレートを作成してみます。この仮想マシンはネットワークに接続して、Assembler が管理する IP レンジから、静的 IP アドレスを設定します。

ちなみに、Aria Automation のテンプレートは「クラウド テンプレート」と呼ばれるようですが、UI ではただ「Template」と表現されています。

 

1-1. テンプレートの作成

Aria Automation で Assembler を開き、「デザイン」タブ →「Template」を開き、「新規作成元」→「空白のキャンパス」をクリックします。

 

テンプレートのパラメータを入力して「作成」をクリックします。

  • 名前: vm-template-01
  • プロジェクト: Quickstart Project 1

 

これで、空白のテンプレートが作成されました。

 

1-2. リソースの配置

空のテンプレートに、リソース(ネットーワーク、仮想マシン)を配置して、展開にむけた設定をします。

 

まず、左画面にある「Network」を、キャンパスにドラッグ&ドロップします。

 

つづけて、左画面にある「Machine」を、キャンパスにドラッグ&ドロップします。

 

配置した仮想マシン(Cloud_Machine_1)の右枠のあたりにマウスを当てると、○印が表示されコネクタがドラッグできるので、ネットワーク(Cloud_Network_1)にドロップします。

 

これで、キャンパス上の仮想マシンがネットワークに接続され、右画面にあるコードも自動的に変更されました。この時点では、コードにはまだパラメータ指定が不足しており、赤い「!」マークが2つ表示されています。

 

イメージとフレーバーを入力(カーソルを当てると表示される候補から選択)します。

  • image: photon-5.0
  • flavor: small

これで、赤い「!」マークは表示されなくなります。

 

キャンパス上に配置した仮想マシン(Cloud_Machine_1)を選択した状態で、「プロパティ」タブを開くと、コードの代わりに、入力欄が表示されます。

 

下にスクロールして「Networks」の1件目のチェックボックスを ON にして、編集マークをクリックします。

 

今回は静的に IP アドレスを設定するので、下記を選択して「適用」をクリックします。

  • Assignment: static

 

「コード」タブを開くと、Cloud_Machine_1 の properties → networks → 1件目の network に、「assignment: static」が追記されています。

 

2. テンプレートのテスト

作成したテンプレートで、「テスト」をクリックします。

 

テストが成功したら、結果の画面を閉じます。

 

3. バージョン作成と公開

テンプレートのバージョンを作成して、Service Broker のカタログに公開します。

テンプレートの「バージョン」をクリックします。

 

バージョンのパラメータを入力して、「作成」をクリックします。

  • バージョン: 1 ※自動的に入力される
  • このバージョンのカタログへのリリース: チェック ON

 

これで、テンプレートの「バージョン 1」が作成されました。

 

つづく。