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Aria Automation 8.18 の Quick Start を実行してみる。Part-03: Quick Start 後の設定調整

VMware Cloud Foundation(VCF)5.2 に展開した Aria Automation で、Quick Start を利用して動作確認してみます。今回は、クイック スタート実行後の環境で仮想マシンを展開するために、Assembler で追加設定を実施します。

 

前回はこちら。

 

今回の内容です。

 

今回のおもな作業対象は、下記の赤枠のあたりです。

 

今回の環境

VCF 5.2 環境の Aria Automation を展開して、前回の投稿 で Quck Start を実行してあります。

今回の設定を追加する準備として、vSphere / NSX 側で下記を設定をしてあります。

 

1. クラウド ゾーンの設定(仮想マシンフォルダとリソース プールの指定)

Aria Automation Assembler を開きます。

 

「インフラストラクチャ」→「構成」→「クラウド ゾーン」を開いて、Quick Start で作成されたクラウド ゾーンを開きます。

 

クラウド ゾーンの「サマリ」タブで、仮想マシンフォルダを選択します。

  • フォルダ: demo-vm-folder-01
    ※vSphere 側で作成した直後の場合は、選択肢に表示されるまで10分ほど待ちます。

 

「コンピュート」タブを開き、「コンピューティングの手動選択」を選択してから、「追加」をクリックします。

 

事前に作成しておいたリソース プールを選択して「追加」をクリックします。

  • コンピューティングの選択: vcf-m01-cl01 / demo-rp-01
    ※これは、事前作成しておいたリソース プールです。

 

「コンピューティング」タブの画面に戻るので、リソース プールが追加されたことを確認して、「保存」をクリックします。

 

2. フレーバー マッピングの追加

「管理」→「フレーバー マッピング」を開いて、「新規」をクリックします。

 

フレーバーのパラメータを入力します。

  • フレーバー名: small
  • アカウント/リージョン: vcf-m01-cloud / vcf-m01-dc01

 

CPU の数、メモリの容量を入力して、「作成」をクリックします。

  • CPU の数: 1
  • メモリ: 2 GB
  • ソケットあたりのコア: 空欄

 

これで、フレーバー マッピングが追加されました。

 

3. イメージ マッピングの追加

「構成」→「イメージ マッピング」を開き、「新規」をクリックします。

 

パラメータを入力して、「作成」をクリックします。

  • イメージ名: photon-5.0
  • アカウント/リージョン: vcf-m01-cloud / vcf-m01-dc01
  • イメージ: Demo-Library-01 / photon-5.0

 

これで、イメージ マッピングが作成されました。

 

4. ネットワークの準備

あらかじめ NSX で作成しておいた VLAN セグメントを使用する、ネットワーク プロファイルを作成します。ネットワークの割り当てに使用するタグも作成しておきます。

 

4-1. タグの作成

「構成」→「タグ」を開き、「新規」をクリックします。

 

パラメータを入力して、「作成」をクリックします。

  • キー: Env
  • 値: demo-01

 

これで、タグが作成されました。

 

4-2. ネットワーク  プロファイルの作成

「構成」→「ネットワーク プロファイル」を開き、「新規」をクリックします。

 

「サマリ」タブで、パラメータを入力します。

  • アカウント/リージョン: vcf-m01-cloud / vcf-m01-dc01
  • 名前: nw-profile-vlan-80
  • 機能タグ: Env:demo-01

 

「ネットワーク」タブで、「ネットワークの追加」をクリックします。

 

NSX セグメントを選択して、「追加」をクリックします。

  • 名前: seg-vlan-80

 

追加されたネットワークの名前(seg-vlan-80)をクリックします。

 

ネットワークの情報を入力して、下にスクロールします。

  • ドメイン: c.go-lab.jp
  • IPv4 CIDR: 192.168.80.0/24
  • IPv4 デフォルト ゲートウェイ: 192.168.80.1

 

残りのパラメータを入力します。

  • DNS: 192.168.70.3
  • DNS 検索ドメイン: c.go-lab.jp

 

「保存」をクリックすると、画面が閉じます。

 

追加したネットワーク(seg-vlan-80)のチェック ボックスを ON にして、「IP アドレス範囲の管理」をクリックします。

 

「新規」をクリックします。

 

IP アドレス範囲のパラメータを入力して、「追加」をクリックします。

  • 名前: ip-range-100-199
  • 開始 IP アドレス: 192.168.80.100
  • 終了 IP アドレス: 192.168.80.199

この IP アドレスは、NSX ではなく Aria Automation Assembler で管理されます。

 

IP アドレス範囲が追加されたことを確認して、「閉じる」をクリックします。

 

「作成」をクリックします。

 

これで、ネットワーク プロファイルが作成されました。

 

4-3. ネットワークの割り当て

「管理」→「プロジェクト」を開き、「Quickstart Project 1」プロジェクトを開きます。

 

「プロビジョニング」タブを開き、下にスクロールします。

 

ネットワークを割り当てるためのタグを指定して、さらに下にスクロールします。

  • ネットワークの制約: Env:demo-01

 

「保存」をクリックします。

 

5. 構成のテスト

「管理」→「プロジェクト」を開き、「構成のテスト」をクリックします。

 

テストするパラメータを入力して、「シミュレート」をクリックします。

  • プロジェクト: Quickstart Project 1
  • 「単一のマシン」を選択
  • フレーバー: small
  • イメージ: photon-5.0

 

「完了」となることを確認します。

 

つづく。