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vSAN 7.0 U1 の共有監視ホストと監視対象 2ノード クラスタの関係を確認してみる。

個人的な vSAN Advent Calendar 11日目です。

自宅ラボの vSAN 7.0 U 1 Advent Calendar 2020 - Adventar

vSAN 7.0 U1 での、監視ホストへのリソース割り当て(vCPU 数 / メモリ容量)と、監視対象の上限値について観察してみます。

監視ホストのスペックと監視できるクラスタ数の関係

共有監視ホストでは、監視ホストのスペックによって、監視できる 2 ノード vSAN のクラスタ数とコンポーネント数が変化します。下記のブログによれば、6 vCPU / メモリ 32GB で、監視対象が最大となるようです。

blogs.vmware.com

 

そこで vSAN 監視アプライアンスに、実際に 6 vCPU / メモリ 32GB に設定してみました。

f:id:gowatana:20201211203819p:plain

監視できる 2ノード vSAN クラスタの最大値が、期待どおり 64 になりました。

f:id:gowatana:20201211195547p:plain

監視アプライアンスのスペックと、監視対象クラスタ数

ためしに監視ホストのスペックを変更して、監視できる 2ノード vSAN クラスタ数(maxWitnessClusters)と、クラスタあたりのコンポーネント数(maxComponentsPerCluster)を確認してみました。

vCPU メモリ
(GB)
クラスタ数
maxWitnessClusters
コンポーネント数
maxComponentsPerCluster
デプロイ構成
2 8 1 750 Tiny
2 9 3 1000  
2 10 6 1000  
2 11 8 1000  
2 12 11 1000  
2 13 13 1000  
2 14 16 1000  
2 15 19 1000  
2 16 21 1000 Medium
2 17 24 1000  
2 18 24 1000  
2 19 24 1000  
2 20 24 1000  
2 21 24 1000  
2 22 24 1000  
2 23 24 1000  
2 24 24 1000  
2 25 24 1000  
2 26 24 1000  
2 27 24 1000  
2 28 24 1000  
2 29 24 1000  
2 30 24 1000  
2 31 24 1000  
2 32 24 1000 Large
3 32 36 1000  
4 32 48 1000  
5 32 60 1000  
6 32 64 1000  

監視ホストへのリソース割り当てを Tiny より多く変更しても、監視できるクラスタあたりのコンポーネント数の上限は 1000 で、クラスタ数だけが増加するようです。結果として、最大 64000 コンポーネントが監視できるということのようです。

以上、監視ホストのスペックと監視対象の関係でした。