VMware Cloud Foundation（VCF）5.2.1 の SDDC Manager からデプロイした Avi Load Balancer を、検証のリトライなどのためにクリーンアップ → 削除してみます。
今回の内容です。
今回の環境
Avi Load Balancer は VCF 5.2.1 の環境に展開してあり、下記の一連の投稿にある手順で仮想サービスを作成してあります。
- VCF 5.2 で Avi Load Balancer をデプロイしてみる。
- VCF 5.2 で Avi Load Balancer を動作確認してみる。Part-01: vSphere / NSX の準備
今回の Avi Load Balancer は、Management Workload Domain のみの環境に展開してあります。
1. Avi Load Balancer 環境のクリーンアップ
まず、Avi Load Balancer のオブジェクトや設定を削除しておきます。
1-1. 仮想サービスの削除
Avi Load Balancer の Web UI にログインして、「アプリケーション」タブ →「仮想サービス」を開き、作成されている仮想サービスを選択して「削除」をクリックします。
削除対象の選択メッセージが表示されるので、「仮想サービスおよび参照オブジェクト削除」をクリックします。
すべての仮想サービスが削除された状態にしておきます。
「VS VIPs」を開き、VIP がすべて削除されていることを確認します。
「プール」を開き、サーバー プールもすべて削除されていることを確認します。
1-2. サービス エンジン グループの削除
サービス エンジン グループを削除するために、サービス エンジンを削除します。
「インフラストラクチャ」→「クラウド リソース」→「サービス エンジン」を開き、「クラウドの選択」で対象のクラウド（ここでは VCF-NSX-Cloud）を選択します。そして、作成されているサービス エンジンをすべて選択して「DELETE」をクリックします。
すべてのクラウドで、サービス エンジンが削除された状態にします。ここでサービス エンジンを削除すると、サービス エンジンの仮想マシンも削除されます。
「サービス エンジン グループ」でクラウド（VCF-NSX-Cloud）を選択して、追加作成したサービス エンジン グループを選択して「削除」をクリックします。
各クラウドで、追加作成したサービス エンジン グループを削除しておきます。
1-3. IP アドレス管理プロファイルの削除
IP アドレス管理プロファイルを削除するため、クラウドへの割り当てを解除しておきます。
「インフラストラクチャ」タブ →「クラウド」を開き、クラウド（VCF-NSX-Cloud）の編集ボタンをクリックします。
「IP アドレス管理プロファイル」で「×」ボタンをクリックします。
IP アドレス管理プロファイルが未割り当てになったことを確認して、「保存」をクリックします。
「テンプレート」タブ →「プロファイル」→「IP アドレス管理プロファイル」を開き、作成されているプロファイルをすべて選択して「削除」をクリックします。
IP アドレス管理プロファイルが、すべて削除された状態にしておきます。
1-4. クラウドの削除
「インフラストラクチャ」タブ →「クラウド」を開き、追加作成したクラウド（VCF-NSX-Cloud）を選択して「DELETE」をクリックします。
クラウドが削除されたことを確認します。
2. 関連オブジェクトの削除
NSX Manager で作成した VLAN / オーバーレイ セグメントは、状況に応じて削除します。
Service Engine 仮想マシンのフォルダは自動削除されないので、右クリック →「インベントリから削除」などで手動削除します。
これで Avi Load Balancer が初期デプロイに近い状態になったので、下記の手順をやり直すことができます。
- VCF 5.2 で Avi Load Balancer を動作確認してみる。Part-01: vSphere / NSX の準備
- VCF 5.2 で Avi Load Balancer を動作確認してみる。Part-04: NSX オーバーレイ - Avi Controller 設定
3. SDDC Manager での Avi Load Balancer 削除
SDDC Manager で、Management Workload Domain から Avi Load Balancer を削除します。「ワークロード ドメイン」→ 対象のドメイン（vcf-m01）を開きます。
「アクション」→「NSX Advanced Load Balancer の削除」をクリックします。
確認メッセージが表示されるので、「削除」をクリックします。
削除処理が開始されるので、タスクの完了を待ちます。
これで Avi Load Balancer が削除され、再デプロイも可能になります。
Avi Load Balancer の再デプロイはこちら。
以上、VCF から Avi Load Balancer を削除してみる話でした。
