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小規模 VMware Cloud Director 10.4 ラボ構築。Part-10 Tier-0 ゲートウェイと Edge Gateway の作成

VMware Cloud Director の小規模なラボ環境を構築します。今回は、VCD の プロバイダ VDC で Tier-0 ゲートウェイを登録して、NSX-T の Tier-1 ゲートウェイとして実装される「Edge Gateway」を作成します。

 

前回はこちら。

 

全体の流れはこちら。

 

今回の内容です。

 

下記の赤枠のあたりを構築します。

 

1. Tier-0 ゲートウェイの登録

VCD のプロバイダ ポータルに、administrator でログインして作業します。

「リソース」→「クラウド リソース」→「Tier-0 ゲートウェイ」を開き、「新規」をクリックします。

 

事前にインフラストラクチャ リソースとして登録しておいた NSX-T Manager を選択して、「次へ」をクリックします。

  • NSX-T Manager: lab-nsx-31

 

「全般」画面で、Tier-0 ゲートウェイを登録する際に設定する名前を入力して、「次へ」をクリックします。

  • 名前: provider-t0-gw-01

 

「Tier-0 ルーター」画面では、NSX-T で作成してある Tier-0 ゲートウェイを選択して「次へ」をクリックします。

  • Tier-0 ルーター: t0-gw-31

 

「構成」画面で、「新規」をクリックして、Tier-0 ゲートウェイで使用する IP アドレス ブロックを入力します。

  • IP アドレス ブロック: 192.168.31.11/24

そして、「固定 IP プール」の編集ボタンをクリックします。

 

固定 IP プールを追加して、「保存」をクリックします。

  • 固定 IP プール: 192.168.31.100 - 192.168.31.149

 

固定 IP プールが表示されたことを確認して、「次へ」をクリックします。

 

「設定内容の確認」画面が表示されるので、「完了」をクリックします。

 

これで、Tier-0 ゲートウェイが登録されました。

 

2. Edge Gateway の作成

プロバイダ ポータルで、組織 VDC に Edge Gateway を作成します。

「リソース」→「クラウド リソース」→「Edge Gateway」を開き、「新規」をクリックします。

 

Edge Gateway を作成する組織 VDC を選択して、「次へ」をクリックします。

  • 組織 VDC: org-vdc-01

 

「全般」画面で、Edge Gateway の名前を入力して「次へ」をクリックします。

  • 名前: org-01-edge-01

 

「Tier-0 ゲートウェイ」画面で、前の手順で登録した Tier-0 ゲートウェイを選択して「次へ」をクリックします。

 

「Edge クラスタ」画面で、NSX-T の Edge クラスタを選択して「次へ」をクリックします。

  • Edge クラスタ: プロバイダ Tier-0 ゲートウェイの Edge クラスタの使用

 

「割り当てられた IP アドレス」画面で、Tier-0 ゲートウェイで設定した IP アドレス プールからアドレスを入力して「次へ」をクリックします。

  • プライマリ IP: 192.168.31.100
  • IP アドレスの割り当て: 192.168.31.100 - 192.168.31.119

 

「設定内容の確認」が表示されるので、「完了」をクリックします。

 

これで org-vdc-01 組織 VDC に、Edge Gateway が作成されました。

 

作成した 組織 VDC の Edge Gateway は、テナント ポータルに組織の管理者ユーザ(この環境であれば org-01-admin ユーザ)でログインした場合でも表示されます。

テナント ポータルに org-01-admin ユーザでログインして、「ネットワーク」→「Edge Gateway」を開くと Edge Gateway が表示されます。

 

NSX-T Manager で確認すると、Edge Gateway は Tier-1 ゲートウェイとして作成されていることがわかります。

 

作成された Tier-1 ゲートウェイは、Tier-0 ゲートウェイに自動的に接続されます。

 

つづく。