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VCF 5.2 の Aria Automation で NSX オーバーレイ セグメントを利用してみる。Part-03: テンプレートの展開(networkType:Private)

VMware Cloud Foundation(VCF)5.2 の Aria Automation で、テンプレートから展開する仮想マシンを NSX オーバーレイ セグメントに接続してみます。今回は、NSX による Private ネットワークを構成するテンプレートを展開してみます。

 

前回はこちら。

 

今回の内容です。

 

1. Assembler でのテンプレートの編集(NSX Private ネットワーク)

Assembler の「デザイン」→「Templates」で、テンプレート「vm-template-04」を開きます。このテンプレートは、まだ Cloud.NSX.Network の networkType が「routed」になっています。

 

「プロパティ」タブを開き、Network type を変更します。

  • Network type:private

 

「テスト」をクリックして、テストが成功することを確認しておきます。

 

「バージョン」をクリックします。

 

パラメータを入力して、「作成」をクリックします。

  • バージョン:2 ※自動的に増加されたものが表示される
  • このバージョンのカタログへのリリース:ON

 

これで、新しいバージョンがカタログに公開されました。

 

2. テンプレートの展開

Service Broker の「使用」タブ →「カタログ」を開き、テンプレートの「申請」をクリックします。

  • テンプレート:vm-template-04

 

展開名を入力して、「送信」をクリックします。

  • バージョン:2
  • 展開名:test-deploy-05

 

「展開」を開き、「test-deploy-05」の前にあるマークをクリックすると、展開の情報を確認できます。仮想マシンと NSX セグメントが作成されると、下記のようになります。

  • NSX ネットワークのリソース名:demo-pj-01-524
  • 仮想マシンのリソース名:demo-pj-01-525
  • 仮想マシンのアドレス:10.0.20.98

 

vSphere Client で仮想マシン「demo-pj-01-525」を確認すると、IP アドレス「10.0.20.98」が設定されています。

 

NSX Manager で確認すると、Cloud.NSX.Network のリソース名(demo-pj-01-524)と同名のオーバーレイ セグメントが作成されていますが、Tier-1 ゲートウェイには接続されていません。

 

このセグメントでは、サブネットとして「10.0.20.64/26」(ゲートウェイは 10.0.20.65/26)が設定されています。

 

オーバーレイ セグメントには、仮想マシンが接続されています。

 

3. 仮想マシンへのリモート コンソール接続

この仮想マシンは外部ネットワークとは接続されていないので、Service Broker でリモート コンソールを開いてみます。

Service Broker の「使用」タブ →「展開」→「test-deploy-05」を開きます。そして、仮想マシン「Cloud_Machine_1」を選択して、「アクション」→「Connect to Remote Console」を開きます。

 

Web ブラウザの新規タブにて、リモート コンソールが開きます。

今回は Photon OS 5.0 の OVA をデフォルトのまま使用しているので、下記のアカウントで初回ログインします。

  • ユーザー:root
  • 初期パスワード:changeme

 

以上、Aria Automation のテンプレート展開で NSX オーバーレイ セグメントを利用してみる話でした