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ESXi 上の仮想マシンに設定できる GuestId の確認方法。

PowerCLI などで仮想マシンを作成する際に指定するゲスト OS の種類は、「GuestId」で指定します。このパラメータで指定する文字列の確認方法を紹介します。

 

GuestId(VirtualMachineGuestOsIdentifier)の確認方法

GuestId は、vSphere Web Services API の「VirtualMachineGuestOsIdentifier」という Enumerated Type に定義されています。Enumerated Type は、たんに Enumeration とも呼ばれる、特定の値を定義してあるデータ オブジェクトです。

 

vSphere Web Services API は、下記の URL からアクセスできます。

 

API Reference では、「Enumerated Types」で「VirtualMachineGuestOsIdentifier」を検索すると、GuestId の列挙されたページにアクセスできます。

 

検索で表示されたリンク普通にクリックすると、右画面にページが表示されますが、ブラウザのアドレス バーの URL が変化しないため直接リンクが取得できません。

VirtualMachineGuestOsIdentifier のページへの直接リンクを取得したい場合は、左にあるリストの URL から、Web ブラウザの機能で「新しいタブで開く」などで開くと直接リンクが取得できます。

 

vSphere 8.0 の VirtualMachineGuestOsIdentifier ページへの直接リンクは下記でした。

 

ちなみに GuestId の列挙の中には謎の OS も存在していて、vSphere 8.0 では「windows12_64Guest」なども用意されています。

 

仮想マシン作成での GuestId 指定の例

ためしに PowerCLI の New-VM コマンドレットを使用して、ESXi 8.0 に windows12_64Guest の仮想マシンを作成してみると、一応作成できました。

PS C:\> Get-VMHost | Sort-Object Name | select Name,Version

Name           Version
----           -------
192.168.10.111 8.0.0
192.168.10.112 8.0.0
192.168.10.113 8.0.0
192.168.10.114 8.0.0


PS C:\> New-VM -Name vm02 -GuestId windows12_64Guest -VMHost 192.168.10.114

Name                 PowerState Num CPUs MemoryGB
----                 ---------- -------- --------
vm02                 PoweredOff 1        0.250


PS C:\> Get-VM -Name vm02 | select Name,HardwareVersion,GuestId

Name HardwareVersion GuestId
---- --------------- -------
vm02 vmx-20          windows12_64Guest

 

Windows 12・・・?

 

他にも GuestId の確認方法はありそうな気がしますが、私はここ10年くらいはこの API リファレンスで確認しています。

そして、vSphere 8.0 時点の GuestId の一覧は、下記のようになっています。

 

以上、GuestId の文字列を確認してみる話でした。