今年も 12月になったので、個人的に恒例の vSAN Advent Calendar をはじめます。
自宅ラボの vSAN 7.0 U 1 Advent Calendar 2020 - Adventar
vSphere Client から見た vSAN 7.0 U1
まずは 1日目なので、穏やかな心で vSphere Client から vSAN 7.0 U1 の画面を眺めてみようと思います。vSphere 7.0 ではもう Flash 版「vSphere Web Client」がないので、HTML5 版の vSphere Client を利用することになります。
vCenter Server とクラスタの概要
このラボでは、vCenter Server 7.0 U1a を利用しています。
この環境では、クラスタ「vsan-cluster-20201201」が作成してあり、4台の ESXi ホストが追加されています。
ESXi のバージョンは、7.0 U1 にあたります。
ちなみにこのラボの ESXi は、VM にインストールされた、ネステッド ハイパーバイザーです。これは、モデルが「VMware ~」と表示されていることからわかります。
クラスタでは、vSAN を有効化してあります。vSphere HA / vSphere DRS はまだ有効化してありません。
vSphere 7.0 U1 からは、クラスタに ESXi を追加した時点で、vSphere Cluster Services (vCLS)の仮想アプライアンスが自動デプロイされます。これは、3ホスト以上の ESXi のクラスタであれば、ホスト台数にかかわらず 3VM デプロイされます。
これは、DRS や vSAN などが有効化されていなくても、クラスタをホストに追加した直後にデプロイされます。共有データストアを準備するタイミングによってはデプロイが再試行されて、仮想マシン名の数字が「(1)」からにならなかったりします。
vSAN 関連の画面の様子
今回は、「設定」タブにある画面だけ眺めてみます。
ライセンス
まず、ライセンスの画面です。vSAN はクラスタ単位でライセンス適用するのですが、この画面をみると有効になっている機能を確認することができます。日本語表現が微妙ではありますが、vSAN 7.0 U1 からの新機能にかかわる「HCI メッシュ」や「vSAN Shared Nothing Storage」なども表示されています。
ちなみに vSphere と同様で、vSAN にもデフォルトで 60日間の評価モードが設定されています。
サービス
クラスタで vSAN が有効化されているので、各サービスの設定ができるようになっていますが、今回はスクリーンショットを貼るのみ。
ディスクの管理
vSAN 7.0 U1 のオンディスク フォーマット バージョンは 13 になっています。
ちなみのこの環境は、SSD / HDD を両方利用する、ハイブリット構成のディスク グループにしてあります。
フォールト ドメイン
これも、画面的に 7.0 U1 として語るところがないので、スクリーンショットのみ・・・
データストア共有
vSAN 7.0 U1 で登場した HCI Mesh(ライセンス画面では「HCI メッシュ」)に関わる設定画面が追加されています。この環境では、従来からの vSAN「ローカル」vSAN データストアだけが存在します。
今月は、ネスト環境ではありますが、実機で vSAN 7.0 U1 の様子を紹介していくつもりです。(一部 7.0 U1 に限らない話もあるかもしれません)
つづく。