vm.gowatana.jp

NEOにほんごVMware(仮)

vSphere with Tanzu でのスーパーバイザー構成のエクスポート / インポート。

vCenter Server 8.0 U2 以降で、スーパーバイザーの構成を JSON ファイルでエクスポートできるようになりました。今回は、JSON ファイルの エクスポート → インポートの様子を紹介します。

 

まとめはこちら。

 

ドキュメントでは、下記のあたりに説明があります。

 

スーパーバイザー構成(JSON ファイル)のエクスポート

スーパーバイザー構成の JSON ファイルは、「ワークロード管理」を有効化するウィザードの最後の画面で「設定のエクスポート」のチェックを ON にしておくと保存できます。

 

ワークロード管理の有効化(スーパーバイザーの構成完了)後であれば、「ワークロード管理」→「スーパーバイザー」タブで、スーパーバイザーを選択して「構成のエクスポート」をクリックすると保存できます。

 

JSON ファイルの様子

スーパーバイザー構成の JSON ファイルは、デフォルトでは「wcp-config.zip」という名前で保存されます。そして、.zip ファイルを展開すると下記の JSON ファイルが含まれています。

  • wcp-config.json
  • wcp-config-schema.json

 

このうち、スーパーバイザーの構成は wcp-config.json ファイルに記載されています。デフォルトでは1行で記載されていて確認 / 編集が大変なので、jq コマンドや、Visual Studio Code の「ドキュメントのフォーマット」などで整形しておくと扱いやすいと思います。

 

jq コマンドでのフォーマットの例

$ jq -r . wcp-config.json

 

Visual Studio Code の「ドキュメントのフォーマット」の例

 

整形した wcp-config.json は、下記のようになっています。

 

NSX を利用するハイパーバイザのパターン

gist.github.com

 

vDS + Avi Load Balancer を使用するパターン

gist.github.com

 

JSON ファイルのインポート

wcp-config.json は、ワークロード管理を有効化する際にインポートできます。ちなみに、フォーマット済みの JSON でも問題ありません。

 

ワークロード管理を有効化するウィザードの冒頭で、「構成のインポート」をクリックします。

 

JSON ファイルを選択して、「インポート」をクリックします。

 

これで、JSON ファイルで指定されたパラメータが入力された状態でウィザードを進められるようになります。(いきなり有効化の処理が開始されるわけではありません)

 

以上、スーパーバイザーからエクスポートした JSON ファイルの様子でした。