vSphere 8.0 U2 で、vSphere with Tanzu の自宅ラボ環境を構築していきます。ここからは、NSX に NSX Advanced Load Balancer(NSX ALB)を組み込んだスーパーバイザーを構築してみます。今回は vSphere 側での準備として、空のコンテンツ ライブラリを作成しておきます。
ここからは、下記の投稿までの NSX を使用するスーパーバイザーむけのセットアップが完了している前提の作業になっています。
すでにワークロード管理を有効化してある場合は、無効化 しておきます。
ラボ構成のイメージ
vSphere Client で、空のコンテンツ ライブラリを作成します。ここに、後続の NSX Cloud の作成 で NSX ALB Service Engine の OVF がアップロードされます。
コンテンツ ライブラリの作成
vSphere では、下記のように lab-cluster-31 クラスタに 3台の ESXi ホストを配置しておきます。このクラスタを、1-Zone ハイパーバイザーにする想定です。
コンテンツ ライブラリの作成
NSX ALB では、ロードバランサーのデータ プレーンとして、Service Engine(SE)VM をデプロイします。スーパーバイザーに SE を展開する際には、vCenter のコンテンツ ライブラリが利用されます。
ここでは、準備として空のコンテンツ ライブラリを作成しておきます。
vSphere Client で「コンテンツ ライブラリ」メニューを開いて、「作成」をクリックします。
コンテンツ ライブラリの名前を入力して「次へ」をクリックします。
- 名前: cl-avi-se-01
ここららは、ほぼデフォルト値でウィザードを進めていきます。「ローカル コンテンツ ライブラリ」を選択したまま、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
データストアを選択して「次へ」をクリックします。
今回は、ラボのデータパスの都合により、スーパーバイザー用クラスタの共有するデータストアを指定しています。これは、NSX Edge 用クラスタなど、スーパーバイザーの外部にあるデータストアでも大丈夫です。
- データストア: Datastore-NFS-z1
「次へ」をクリックします。
これで、コンテンツ ライブラリが作成されました。SE の OVF は、ワークロード管理を有効化する処理(SE の展開処理)のなかで自動的にアップロードされます。このため、この時点では空のままにしておきます。
つづく。